塵芥
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【天下泰平記】嫁の話
- 2013/03/20 (Wed) |
- 泰平記 |
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加筆修正あり。
弟の話同様、こちらもhomeに投げた関係上固有名詞が出てこず、読みにくい話となっています。ご了承ください。
今回はモブまみれです。
名ばかりが古い家に生まれました。古いが故に名家の末席に数えられる程度で、そんなに大きな家ではなかったように思います。それでも私も兄達も両親もとても幸せで穏やかな生活をしていました。私は末っ子で、兄弟の中で唯一の女子でしたから、大層甘やかされていました。
兄達も父もとても優しい人でしたが、母は厳しい人でした。特に私は立ち居振る舞いや所作、礼儀作法を大層叱られたものです。何故自分はこんなに母に叱られるのか解らなくて、ついつい甘やかしてくれる父や兄にばかりくっついていました。それをまた母は叱るので、幼い頃は母がとても苦手でした。
月の光すらない秋の夜のことです。虫の音をもっと聞きたくて、私は寝床を抜け出して庭に近い縁側へ向かっていました。こんなところを見つかったらまた母様に叱られると思いましたが、どうしても虫の音を聞きたかったのです。もしかしたら母に見つかるかもしれないという緊張を楽しんでいたのかもしれません。
母の部屋はまだ灯りが点いていて、私は殊更慎重に歩きました。
もうそろそろ障子に自分の影が映ってしまうから、と屈んだ時、歳近い兄と母の話し声が聞こえてきたのです。何故母は私に特に厳しいのか、という話でした。私は全身がぎゅっと縮こまりました。何故ならその日、私はその歳の一番近い兄に、どうして母様は私だけをあんなに厳しく叱るのでしょうか、とこぼしていたからです。
兄が私を思い母に聞きに行ったことは明白でした。話を黙って聞いている母がなんて答えるのか、私は怖くて仕方ありませんでした。もしあの子が嫌いだからなどと言われてしまったら――。私は硬直し、その場から動けなってしまいました。兄の主張を聞いた母は、ゆっくりと静かに話し出します。
「あなたたちには確かに理不尽に見えることでしょう。しかしよくお聞きなさい。あの子はいずれ他家に嫁いでこの家を出ていくのです。その時に誰からも叱られぬ、甘やかされてばかりの何の苦労も知らない小娘のままでは駄目なのです。我が家では良いでしょう、甘やかして守ってくれるあなたたちがいます。しかし外に出たらあなたたちも私も居ないのです。
女は他家に入ったらまずは自分自身でその心を守れるようにならねばならないのです。甘やかされてばかりではあの子にそんな力はつきません。
ただ一人の妹が、娘がかわいいのは良く解ります。だからあなたたちに甘やかすなとは言いません。叱るのは母が責任を持ってやります」
厳かな声でした。
「……あの子は母上を怖がっています。母上はそれで、良いのですか」
兄の声は幽かに震えていました。
「あの子が私を怖がろうが嫌おうが構いません。あの子が大きくなったときに、厳しくした意味を知ってくれればそれで良いのです」
兄はもう何も言いませんでした。私は緊張でがちがちになってしまった身体をようやく動かして部屋へと戻り、布団を頭からかぶって反芻していました。
十になったばかりの私には、今聞いたばかりの母の愛情はよく解らないものでした。けれども、母が私を大事に思うからこそ厳しいのだということだけはひしひしと感じました。私はぐずぐずと泣いて、布団の中で母に怖がっていたことを謝りつづけました。
次の日からはもう母の言葉にくじけたりいじけてしまうようなことは無くなりました。素直になってしまえば、母の言っていることは本当に、武家の女として当たり前のことばかりで、簡単なことでした。腐らずまっすぐにやることをやれば、母は惜しむことなく私を褒めました。
武家の女となるための積み重ねは、武人の妻となるための積み重ねということは母からしっかりと教えられていましたが、私は自分がこの家を出て誰かの妻になるということに今ひとつ実感が持てませんでした。どう想像しても何か違う気がして、結局そこで考えるのを止めてしまうのです。
私のそんな暢気な認識を無視して、年月は経ち、ついにその話がきたとき、私は十七になったばかりでした。良く覚えているのは三人の兄たちがそれぞれ納得行かなさそうな顔をしていることです。「すぐに結婚というわけではない。幾度か会わせてそれで良ければ、という話だ」と言う父もどこか不安げでした。
長兄は「うーん、彼は…うーーん」となんと言って良いか解らないというようで、次兄は「あんな男の元には決して嫁がせてはなりません」と怒っているときの顔で静かに言い、すぐ上の兄などは父に「正気ですか!?」と物凄い剣幕で詰め寄っていました。
母が静かに「おやめなさいな」と言うまで兄三人の異議申し立ては続きました。私は何故兄たちがそんなに反対をしているのか解らなくて、何も言えずに蚊帳の外で不安だけを膨らませていました。それに気がついた長兄が、聞いたことがあるだろう?と見合い相手の名を告げました。
確かに覚えのある名前でした。というより忘れたことの無い名前でした。
二年前に模擬試合で次兄をたった二合で下し、「その程度の腕でよく生きておれますね」と嘲笑った人の名でした。ただ次兄には申し訳ないと思うのですが、私は彼をその不遜な態度故に覚えていたわけではありません。
私は武家の女たるべく育てられましたが、武道などは一切身につけませんでした。父兄がそれを躊躇ったというのもありましたが、何より私の性質が武道に適正がなかったからです。兄の稽古は度々見る機会がありましたが、どうしても痛そうだとか怖いという思いが付きまとってじっと見続けると言うことはどうしても出来ませんでした。
だけどその方の動きは美しく、振るわれる棍は身体と一体となっているかのように自然で、まるで舞のようで私は思わず見とれてしまったのです。それなのにあのような言動をされたので、私はまたそこで驚いてしまって、それらの二重の衝撃で私はその方を忘れられなかったのです。
あの人と結婚することになるのだろうか?そう思ったときに不安よりも先に興味が湧いてしまいました。美しい技を持ちながら、ああも人を馬鹿にするのには何か理由があるのだろうか、と。強いからといって誰もが性格が良いわけではないのでしょうが、あの人はどこかそれがちぐはぐなように感じて、私はずっと違和感を持っていたのでしょう。
深く考えもせずに会ってみます、と言った私を兄達は止めましたが、それも母に制されてしまいました。
会うと言ってしまってからその日まで、私は落ち着かない気分でした。
どこか他人事のように思っていた結婚という言葉が身近になってきたこと、そして何より気難しそうなあの人と何をどう話せば良いのだろうか、何か次兄のようにいわれてしまうのだろうかと今更ながらに怖くなってきてしまったからです。必死にそのことを考えないように、当日どんな着物を着ていくかとか、失礼のないように作法や所作のおさらいをやることでその気分を紛らわせていました。
そんな不安は見事に的中してしまうのです。初めて間近で見た未来の良人になるかもしれないその人は身長も高い上にいつも眉間に皺を寄せていて、父同士が話している間も私の方を見ようともせず、口を開こうともしませんでした。
まだ何か言われるよりは良いかもしれないとなんとか自分を慰めていたものの、ただただ怖いばかりで自分でも解るくらいに萎縮してしまっていました。それなのに二人で話してきなさいと言われてしまい二人きりにされ、私はどうすれば良いのか解らなくなってしまってただ俯くばかりでした。
お互いに何も喋らぬまま時間だけが過ぎました。実際にはさほど長い時間ではなかったのでしょうが、私はその僅かな時間すら耐えきれないくらいの沈黙でした。深い溜息と共に立ち上がる気配がして、私はようやく顔を上げることが出来ました。
「外に行くぞ」それが彼が私に初めて告げた言葉でした。私はぽかんとしてしまって反応が遅れたのですが、待ちもせずに背を向けてしまった彼を追いかけようと慌てて立ち上がりました。
不機嫌を隠そうともしない足取りで連れて行かれた庭は、丁度季節の花が満開となっていて、それだけで私は少し心を落ち着かせることが出来ました。「素敵ですね」と思わず口にすると、「そうか」と無愛想な返事だけが返ってきましたが、その声もなんだか少し落ち着いているように聞こえたので不安を駆り立てられるようなことはありませんでした。
名前の解らぬ草花について尋ねれば、無愛想で短いながらもきちんと説明をしてくれて、もしかしてこの人も緊張していたのだろうか、とぼんやり感じました。眉間の皺も無愛想も変わりませんでしたが、少し纏っている空気が変わったような気がしたからです。
そうやってようやく心を落ち着けたときでした。
「無理は言わない、この話は断れ」
何の脈絡もなく突然にそう言われ、え?と間抜けな返答をしてしまいました。
「あんたの方から断りにくいというのなら、こっちから断っても良い。なに、あんたの名誉は傷つかないだろうよ。
誰もが俺の方に原因があるって思うだろうからな」
「ま、待ってください!どうしていきなりそんな」
頭で考えるより咄嗟に口から言葉が出てくるなど初めてのことでした。それくらい困惑していたのです。いきなり、どうして。混乱する私を余所に彼の言葉は続きました。
「どうして?あんた結婚したいのか?親に勝手に組まされた見合いで、こんな性格の悪さで色々言われている男と。あんたまで何言われるか解ったもんじゃないぜ」
嘲笑混じりの言葉でしたが、それは私に向けられているのではなく、彼自身に向けての嘲りのように聞こえて私は胸が苦しくなりました。どうして、どうして。
「まぁ結婚したいんだったら、あんたの家ならもっと良い縁談が来るだろうよ。そっちにしとけばいいんじゃねぇの」
どうしてこの人はこんな事を言うのだろう。人を傷つけるような言葉をわざと選んでいるかのようでした。私はそれが辛くて苦しくて、唇をぎゅっと噛み締めました。
「結婚だのなんだの……まぁじきにしなきゃならん立場だが、今でなくとも良い。父上は俺に枷を作りたがっているだけだ。全くくだらない。巻き込んだのは悪かったな」
彼が話す度にどうしようもなく胸が痛みました。この人は私を傷つけるようなことを言っておきながら、自身も傷つけているようにしか見えなかったからです。私は顔に感情が出やすい人間だったので、きっとすぐに顔に出たことと思います。傷ついていく私の表情をどう受け取ったのかは解りません。ただ何故か彼は少しホッとしたようでした。
それが決定打でした。ああ、この人は、わざと人を寄せ付けないようにしている。こんな悲しい人は見たことがありませんでした。
「解っただろ。もう一度言う。無理することはない、こんな話断れ」
「嫌です!」
私の返答に、今度は彼が間抜けな声を出しました。
「……あんた親には逆らえないって人種かよ。救えねぇな」
「違います、そうではありません。ただ」
――ただこの話をここで切り上げてしまったら後悔する気がして。
また気まずい沈黙が生まれ、風が草木を撫でる音と鳥の声しか聞こえなくなりました。ほぼ反射的に返答をしてしまっていた私は、自分の言ったことを整理しながら、なんて大胆なことを言ってしまったのだろうと一人で白黒していました。隣からなんとも不機嫌そうな舌打ちが聞こえましたが私は何故かもう既に怯えたり驚くことはありませんでした。
「帰れ」
「そんな」
「良いから帰れ」
ただこうやって突き放すような事を言われると、じくじくと胸が痛みました。
「帰って頭冷やしてこい。落ち着いて考えりゃあ断りたくなるだろうよ」
これ以上は話しても無駄だと、彼は先の部屋に戻ってしまいました。一人残された私は美しい庭をぼんやりと眺めながら、彼の顔と投げかけられた言葉の数々を思い出しては、今まで感じたことのない胸の痛みに途方に暮れるばかりでした。
その日はそれきり私たちの間に会話は生まれませんでした。私は家路についている間も家に着いてからも何も話さずにずっと思い出したり考えたりしていました。食事にもほとんど手をつけなかったため、兄達が何か言われたのかと心配してくれましたが、それすらも上の空で聞き流していました。
彼の言動と、纏う雰囲気と、投げかけられた言葉と。どれも良い印象を持ちようはずがないものばかりなのに、私の中に彼に対する嫌悪感は一切湧いてきませんでした。どちらかといえば思い出す度にぎゅうぎゅうと胸を締め付けられて、苦しく切ない気分でいっぱいになって、悲しくなるのでした。
何を考えているのか、どうしてああ振る舞うのか。考えても仕方のないことばかりでしたが、私の頭はそればかりが占めてしまい日々ぼんやりすることが増えました。勿論稽古事にも身が入らず、五日目にとうとう母に呼び出される羽目になってしまいました。
「先日の見合いで何かあったのですか?」
「……いいえ」
少し考えて首を振りました。思えば私が勝手に色々考えているだけで、特に何かあったわけではないのです。そう思うとなんて自分は愚鈍なのかとちょっと憂鬱になりました。母は私の様子を伺いながら色々と尋ねてきました。
「でもあなたが塞ぎ込んでいるのはあの日からですね?何かがあったわけではないのならどうしたのです?」
父も兄も心配していますよ、と言われて初めて自分がどれだけ家族を心配させていたのかに気が回り、ますます申し訳なくなりました。
私はそれからようやく情けないながらもぽつぽつと彼に会い思ったこと感じたことを母に話し始めました。考えながら話したのでなんともとりとめがなくぶつ切れで、訊きにくい話だったと思うのに、母は何も言わずに私の話を聞いてくれました。
「私は、もうなんだか良く解らなくなってしまって、でもただ苦しいのです。どうしましょう、お母様」
「……ところで、あなたはこのお話を断るのですか?」
「え?」
いきなり話を全ての発端に戻されて、そういえばこの問題はそこに直結しているのだとハッとしました。
「わか、りません。ただ」
どう言葉にすれば解らぬ私は、言葉になってない声を出しながらのろのろと口にしました。
「ただ……この話を断ろうという気に、ならなくって……その、どうしてだかは良く解らないのですけれども」
「それは、かの方に対する同情ですか?」
「お母様!」
違う、そんな感情ではなくって、ああでもどう説明したら良いのだろうか!自分でも良く解っていないのに言葉で説明できるはずもなく。ただおろおろするだけの私を、母はじっと見ていました。そうしてしばらくしてから「解りました」と静かに言ったのです。
何が解ったのか、私はきょとんとしてしまいました。
「訊き方を変えましょうね。あなた、その方の傍に居たいと思いますか?」
ふと彼の横顔が浮かびました。私の事を一度もまっすぐに見ることはありませんでした。酷い事を言われた気もします。ただ草花の説明をしてくれた声は穏やかで、少しだけ見せたホッとしたような空気を思い出して。
「……怖い、と、思います。話しにくいとも。でも、隣に立ったとき嫌だとは思わなくって、ああやって、一人で立っている姿を見ているのはなんだかとても辛くって、私は、出来ればその隣に、立てたら、と」
口に出してみてそこで初めて彼の隣に居たがっている自分を自覚して、私は恥ずかしくって途中で話せなくなってしまいました。母はそんな私を見てころころと笑いました。母のそんな笑い方を見るのも初めてで驚きはしたのですが、羞恥が勝ってしまってそれどころではありませんでした。
「自分の気持ちに鈍感だ事。仕方ないことですね、あの人や兄達が少しべったりしすぎていましたから恋などしたこともないでしょうし」
「あのその」
「どうしました」
「……これは、恋 なのですか?」
私にはどうしてもこのもやもやと渦巻く苦しさや切なさが恋だとは思えませんでした。物語で読んだり聞いたりしたものとはあまりにもかけ離れすぎていて、違うのではないのかと。母はまた笑いました。
「そうね、そうですね。まだ恋と呼ぶには早いかもしれませんね。でもそれはきっと芽ですよ。上手く育てれば大輪の花を咲かせる芽です」
「…上手く、育てれば、ですか」
「ええ、それはあなたと相手の方次第ですけれども」
上手く育てばいつか芽吹き花を咲かせるであろう、この心を誰と芽吹かせたいのか。勿論その選択肢は一つしか浮かびません。
そうやって母と話している内に、いつの間にか心を占めていた苦しさは形を潜めていました。
まだ彼のことを好きかどうかは自分でも正直良く解りませんでした。けれども一度も断る気になれなかったこと、そして何よりあの横顔が胸に焼き付いてしまっていることは確かなのです。母と話してからまたさらに二日間考えて出せた答えはそれでした。でも、その時の私にはそれで十分だったのです。
私は父にこの話を進めて欲しいと自ら言いました。父は少し驚いてから、ふむ、と考えてからどこか納得したようで「解った」と言って深くは追求しませんでした。長兄も父と似たような反応でしたが、次兄とすぐ上の兄は最後の最後まで頑なに反対をしていましたが、両親と長兄が許可をしてしまった以上、強くは言えないようでした。
是の返事をしてから、彼に会うことが出来たのは二週間後のことでした。会って早々呆れたように
「まったく奇特な女だ」
と言われましたが、なんだかもう全然怖いとも威圧的だとも思わなくなっていました。なんだか拗ねているようにも
見えてきてしまって、思わずふふ、と笑ってしまい眉間の皺を深くしてしまったのですが、それでも怖いとはもう思いませんでした。
正式に婚姻を結ぶまでの間、友人や知り合いから幾度となく彼の良くない話を聞いたり、考え直すようにと促されましたが、心は少しも揺らぎませんでした。皆が言うほど悪い方ではありませんよ、と笑えば誰もがお人好しだ、と呆れましたが、私は自分の事をそんなにお人好しだとも思いません。会う度に僅かずつですが彼の態度は軟化しているように感じましたし、何より彼の言動の影に潜んでいる孤独や拒絶が少しずつ見えてきて、段々とその本質が解ってきていたのです。
私は彼がどうしてそんな孤独を背負ってしまうことになったかは解りませんでしたし、無理に尋ねたりしたいとも思いませんでした。ただ、その隣に少しでも隙間が在るのなら入れさせて欲しいと思ったのです。いつか、そこに私が居ることに気がついてくれれば、と。まだ恋なのかなんなのか解らないこの感情を、彼の隣で少しずつ育てられたなら。そう思ったに過ぎないのです。
嫁ぐ日に、私は母の優しい台詞を思い出していました。
「急に夫婦になろうとあせってはいけませんよ。少しずつゆっくりと夫婦になっていきなさい」
思い出して笑う私を、今日から夫となる人は眉間の皺を深めて見ていました。ああほらまたそんな顔をして、せっかくの精悍なお顔立ちが台無しになってしまいますのに。そんな事を考える余裕すら私にはありました。
「なんでもありません。今日からよろしくお願いいたしますね」
「……ああ」
ぶっきらぼうな返答の中に、少しだけ照れのようなものを垣間見た私は、今度は見つからないように声を出さずに笑いました。
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生い立ちから書く必要はあったのか。なかった気がする。
嫁さんこんな性格ですよ、こんな馴れ初めですよっていう話を書きたかっただけなのですがおかしい。
本当は結婚後すぐの話も書きたかったのですが、長くなりすぎたので割愛。
モブだらけの話になるだろうと思われるので、そちらも手が空いたらちまちま妄想はしてみたいですね。
それにしても鹿乃(嫁)結構心強いのね。書いてて思いました。
