塵芥
ピクシブで参加している企画のことについてぼちぼち。
【GTS】獏【妄想】
- 2013/04/20 (Sat) |
- GTS |
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・えんさんのエイプリルフールネタ「学園泰平記すずしろ」略してGTSから派生した妄想です。
・三次創作の妄想です。突っ走ってます。妄想の塊です。
・GTSの昔馴染組の話その2。お互い大学生です。
・口調は本編とは全然違います。ご容赦を。
以上の事が許せるお方は以下からどうぞ。
問題があったら下げるか鍵つきにいたします。
・三次創作の妄想です。突っ走ってます。妄想の塊です。
・GTSの昔馴染組の話その2。お互い大学生です。
・口調は本編とは全然違います。ご容赦を。
以上の事が許せるお方は以下からどうぞ。
問題があったら下げるか鍵つきにいたします。
「最近、よく眠れなくて」
ラウンジでテーブルに突っ伏してうなされていた後輩は、疲れたようにそう言った。なるほど目の下には濃い隈ができて、顔色も悪い。起こしたのは少し可哀想だったかな、と思ったがうなされている姿も見ていられなかったので、まぁ仕方がない。ということにしておこう。
そんなになるまで眠れないなど、何かあったのかと問うてもなかなか口を割らなかったが、そんなんで授業まともに受けられてんのか?と言ったら口ごもり、「笑わないでくださいね」と初対面の時にも言われた前置きをしてから渋々と話し始めた。
「気味の悪い夢を見るんです」
整理しながら話しているのだろう、三芳の「夢」の話は前後したりぶつ切りだったりと、普段順序よく話すこの青年にとってはあまりないたどたどしい説明だった。
曰く、「誰か」の視点になって映像は非常に鮮明なのに話の内容自体は非常に曖昧な、気味の悪い夢を見るのだと言う。
「夢なんてそんなもんじゃねぇの?とりとめがなくて、荒唐無稽」
「俺もそう思ったんですけれどもね」
最初のうちは努めて気にしないようにしていたのに、三日おき、二日おき、一日おき、そしてとうとう毎日見るようになり。
「変なのはそれだけではなくて、その……夢での風景や人の服装は日本の、そう、多分戦国時代に似ている気がするんですけれども、でも明らかに違うんです」
見たこともない生物、現象、人のような形をした者達。まるでゲームや漫画みたいだと。
泰慶はその話を相槌だけを打ちながらじっと聞いていた。それは十中八九己と同じ「記憶」の話ではないか、と思う。決定的な確信はない。ただそうである可能性は酷く高い。この男が「三芳景成」ならば。
「最近では、夢の中の「自分」がだんだんはっきりとしてきて、それなのに妙に内容が断片的で、とにかく気持ちが悪いんです」
自分が、どうにかなってしまったみたいで。辛そうに吐き出されたその気持ちに、自分は子供の頃にぶち当たっていた事を覚えている。
だが子供だった自分は幸いにして「記憶」の夢は内容が怖いとかそういう単純なことでしか怯えなかったが、20を目前にしてあんな夢を突然見始めたら自分の頭がおかしくなったのかと狂おしく思っても仕方はない。自分だって小学生の時の時に少しそう思ったのに。大学生ともなったら余計にだろう。
喜びよりも三芳の憔悴っぷりを心配する気持ちが勝る。どうするべきか、今ここで自分の「記憶」を全て話してしまおうか。ああ、でもそれは余計に三芳を混乱させるだけだろうか。
こんな時にどうすればよいのかなど、「記憶」の中の自分ですら解らない。解っていることは、目の前の青年があまりにも痛々しいと言うことだけだった。それだけで十分だった。
「……俺も、似たような夢を見るよ」
バッと三芳が頭を上げた。
「津田さん、それは本当ですか?」
三芳は信じられない、という感情を隠しもせずに尋ねてくる。それも無理はない。似たような夢を見るなど、共同幻想に他ならない。つい先日まで言葉を交わしたこともなかった共通点のないと思われる人間と、似たような夢を見ているなんて体験をすることは滅多にないだろう。驚いても――信じられなくても仕方ない。
「嘘ついてどうすんだよ。まぁそれがお前の見ている夢と同じものだっていう保証はねぇけど」
同時に、予鈴が鳴った。
「三芳、お前今日何限までだ」
「四限です」
「よし、じゃあ四限終わったらまっすぐA館のエントランスに来い。晩飯でも一緒に食いながら少し、話そう」
「少し、ですか」
まったく、言葉の綾を細かく捉える奴だ。真面目だな。思わず苦笑いが漏れる。
「お前が望むなら朝までオールでもいいぜ?」
「……それは、遠慮しておきます」
明日は一限からなので、とこれもまた真面目に言葉を捉えて返してくる。今度は苦笑いではなく純粋な笑いになった。
「オーケイ、それじゃあほどよい時間までゆっくり「お話」しようじゃねぇの」
「A館ですね」
「ああ、四限終わったらすぐ来いよ」
「解りました」
三芳は律儀に泰慶に頭を下げてから次の授業の教室へと足早に去って行く。その背中を見送りながら、泰慶は一体どういう順序でどう話せば良いものか、四限の終了までにじっかり考えなければな、と予想外の展開に溜息を吐いた。
書きたい部分を抜き出して書いているだけで続けさせたつもりはないのですが、なんだか続いているように読めてしまってすみません。
もう少しだけ好き勝手に書きたい部分があるので、ひそひそ書きたいなと思っています。
問題があったら即下げます・やめますのでお気軽に苦情を言ってください。
